2012年1月26日木曜日

泣けるはなし

今日図書館で泣ける話を読んだ。
考えさせる、感動する、泣きそうな話をじっくり読んでた。
繰り返し何回読んだだろう・・・



ある日、男子トイレの洋式の方に入り座ると、ドア裏に小さな落書きがあったのです。  『入院して二ヶ月 治らない もうだめだ』
そして二週間後(その落書きの事はすっかり忘れていたのですが)、またそのトイレに入りました。・・・ドア裏は落書きでいっぱいいっぱいになっていました。
『頑張れ』『ガンガレ』『必ずよくなるぜい!』等々。
しかもその後、トイレはペンキ塗り直しされて、他のドアは新しい色になったのですが、なぜか、そのドアだけは塗り直されずに落書きがそのままでした。
それを見て温かい気持ちになりました。



嫁は妊娠中。もうすぐ八か月。
西日の部屋で、ソファに座ってお腹を撫でてる嫁を見てたら、
なんとなく言いたくなって、後ろから抱き締めて「愛してる」って言った。
ただ、俺の嫁、聾者なのね。なんも聞こえないの。わからないの。
わからないはずなの。
でも、嫁、振り返って手話で『わたしも』って言ってくれた。
俺、明日も頑張れるわ。



ささいな事で旦那と喧嘩をして家の中でお互い無視三日目。
二歳の娘がおもむろに私の手を引っ張り旦那の所へ。
旦那の手を取り、私の手と旦那の手をくっつけ『あーくしゅ』と言いながら泣いていた。
数秒の沈默の後、三人で号泣。
きっと子供心にずっと辛かったんだろうな。
ごめんね。ありがとう。



子供を喜ばせるのは難しい。何をしても不満そうな顔をする。
それに比べて、親を喜ばせることは何と簡単なことだろうか。
それほど簡単なことを私はしてこなかった。

う・・・ん~
人はいつも自分自身に裏切られるもの。いい意味でも、悪い意味でも。
と話の中にある深い意味を捂った。私が。